県民共済のメリット・デメリット

県民共済の生命共済にはどんなメリットがあるのでしょうか?一番のメリットは安い掛け金で大きな保障があるということではないでしょうか?月々2000円の掛け金でケガで入院した場合5000円、病気で入院した場合4000円~4500円の保障があります。病気の入院に関しては地域の県民共済で若干異なりますので、お住まいの県民共済に問い合わせて確認してみて下さいね。生命保険会社の医療保険に加入するよりも保障が手厚いのに掛け金は安いです。さらにメリットはなんと、65歳までは掛け金がずっと一緒だということです。生命保険会社の入院保険などは更新型といって10年毎に保険料がどんどん高くなるものもあります。しかしながら、県民共済の生命共済は掛け金が65歳まで据え置きです。さらに入院保障だけでなく、万一の際には死亡保障もあります。こんなに保障が付いているのにわずか2000円の掛け金でいいとは(総合保障2型の場合)驚きです。ただ、デメリットもあります。高齢になると極端に入院保障が減ります。70歳以降ですと、ケガ・病気入院共に1日につき1000円しか保障されません。また、病気入院に関しては80歳以降は入院保障が無くなります。これだと高齢になってから非常に困ります。県民共済の生命共済はたしかに掛け金は安いのですが、これだけに頼ってしまうのは高齢になってからが心配です。お薦めの利用方法としては一つは生命保険会社の医療保険に加入して、出来れば終身タイプで、そして上乗せに県民共済の生命共済を利用するのが良いのではないでしょうか

なぜ、県民共済は安い掛け金なのか

県民共済が安い理由は保険会社ではないからです。掛け金が安いからといって、保障内容が保険会社に劣るということは全くありません。県民共済が民間の保険会社より掛け金が安い理由は、保険会社は株式会社あるいは相互会社なので、会社を存続させるためにあるいは社員、株主を守るために利益を追求しなければなりません。そのため、純粋にケガや病気あるいは死亡の際の保険金の支払いをしていればいいわけではありません。その上に利益を追求しなくてなりません。一方、県民共済は運営会社が全国生活共同組合連合会という組織が運営しています。利益を追求するのではなく、助け合いの精神で運営されています。ですので、テレビCMなどは行わず、運営コストを抑え、その分安く保障を提供しているわけです。日本生命や第一生命、住友生命、三井生命、富国生命、ジブラルタ生命などの国内大手の生命保険会社の医療保険と比較して県民共済は掛け金が安く設定されています。また、アメリカンファミリー(アフラック)、アリコジャパン、オリックス生命、プルデンシャル生命、ソニー生命、アクサ生命などの外資系の生命保険会社の医療保険よりも県民共済は掛け金が安くなっています。さらに、東京海上日動あんしん生命や損保ジャパンひまわり生命、あいおい生命などの損保系の生命保険会社の医療保険よりも県民共済の方が掛け金が安くなっています。まさに、掛け金だけでみると県民共済は敵なしといったところでしょうか?

県民共済とは

県民共済ってご存知ですか?日本各地にあります。全国47都道府県にあるのかと思っていましたが、県民共済が無い県もあります。現在は、全国39都道府県にあるそうです。ちなみに東京都では都民共済、大阪と京都では府民共済、北海道では道民共済、神奈川県では全国共済と呼ばれています。
そのほかの県では県民共済と呼ばれています。
県民共済がある県をざっと挙げてみます。
北海道・東北地区:北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
関東地区:茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川
北陸・甲信越地区:新潟・富山・石川・長野
東海地区:静岡・岐阜・愛知・三重
関西地区:滋賀・京都・奈良・大阪・和歌山
中国・四国地方:島根・岡山・広島・山口・香川
九州地区:福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島
以上の39都道府県に県民共済はあります。
そもそも共済ってなんなのでしょうか?生命保険とはどう違うのでしょうか?県民共済ではいわゆる生命保険のようにケガや病気で入院したり、通院したりする保障あるいはケガや病気で万一の場合に死亡保障する生命共済というものを取扱っています。また、いわゆる火災保険と同じように火災が起きた際に補償する火災共済を取扱っています。

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